シェアロースターのきっかけとなった佐々木史寛氏(Kultur Coffee Roasetrs)との対談

佐々木史寛氏は、シェアロースターという名称もないときから、クリヤコーヒーの焙煎機を借りて焙煎を行い、昨年、登米市でカフェを開業しました。彼の存在が、今回のプロジェクトのきっかけでもあります。私(栗谷将晴)との対談をお読みください。

愛称は「ササくん」

[栗谷] まずは自己紹介と経歴をお願いします。

[佐々木] 佐々木史寛(ササキ フミヒロ)と言います。現在、宮城県登米市迫町で、Kulture Coffee Roastersを経営しています。

〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼大網390-15 アルテラスおおあみB棟2階

焙煎機はKuriya Coffee Roastersさんからお借りして、基本的に週一で焙煎しています。

大学を卒業してから、大手喫茶店で働いた後に、ワーキングホリデーという制度を使って、オーストラリアに2年間、その後ノルウエーのオスロに1年間、都合3年間海外のカフェで働いて、経験を積んできました。

日本に帰国した際に、コーヒーに携わる仕事がしたいと思っていたので、バリスタという職業を少し離れて、ロースターとしてのキャリアを歩んでいこうと思って、栗谷さんに相談して、現在に至るといった形です。

[栗谷] 最初、「どんな焙煎機を買おうか、サンプルロースターを買おうか」って話してたんだよね?

[佐々木] そうですね、最初は、焙煎する量が少ないIKAWAというサンプルロースターを買おうかと思ってたんですけど。

[栗谷] 「それに何十万円もかかけるんだったら、ウチの焙煎機を使ったらいいんじゃない?」って話になったんだよね。

[佐々木] そうですね。シェアロースターって形にはなるんですけど、そういうやり方もあるんだな、って思いました。

[栗谷] で、最初は・・・・・真っ黒けだったよね(笑)

[佐々木] 1回目のやつは酷かったですね(笑)

火力の操作とかある程度教わってはいたんですけど、アレよアレよという間に時間が進んでいって、全然手がつれられないようになって、気づいたら黒焦げでしたね(笑)

[栗谷] あれは、安心したよね(笑)僕的にはすごく安心した。いきなり上手にできたら立場ないじゃんって(笑)

[佐々木] まさか、2ハゼまで行くとは思ってなかったんで。まぁやってみるもんですね。

[栗谷] 確か、当時の会話覚えてるんだけど、「コーヒーの焼き方、ノウハウを教えてあげようか?それとも何にも教えない方がいい?」って聞いたら、ササくんは「あ、何も教えないでください」って言われたんで。最初の1年間くらいは本当に何も教えなかったよね。

[佐々木] そうですね。焙煎はやったこともなかったんですけど、どっちがいいのかなっていうのは悩んだ部分もあったんですけど。今までコーヒー業界で働いてきて、教えてもらうことも確かに大事なんですけど、自分でとりあえず何かしらやってみて、得たものを元に教えてもらったほうが、ゆくゆくは自分のためになるなという経験則みたいなものが自分の中にあったんですよね。

[栗谷] 実際、すごい四苦八苦してやってたし、でも出来上がった豆を飲ませてもらうと、すごい勢いで美味しくなってゆくのがわかって。ある程度できるようになったあたりから、教えるっていうんじゃなく、議論みたいな感じで。相談と、どうしたらいいんだみたいなのをお互いに話し合ったり。

[佐々木] 日頃思っていた意見を交換するような形に次第になってきたなぁと思います。

[栗谷] これは全然師弟関係って言うんじゃなくて、いち焙煎家といち焙煎家の議論みたいな。

[佐々木] そうですね。確かに師弟関係というよりは、本当に近しい目標を共有する仲間見たいな感じかなとは思ってます。

[栗谷] 僕としてはすごい理想的な関係だと思ってますし、ササくんもどんどん美味しく焼けてゆくんで、僕も負けられないぞという気持ちにもなりますね。

[佐々木] お互い切磋琢磨できる関係というふうになってるんだと思うと、個人的にもすごく嬉しいです。甘えることなく自分達の思ういいコーヒーってのを提供できるように頑張りたいですね。

[栗谷] いまクラファンで焙煎ラボを立ち上げようとしているんだけど、ちゃんとした設備を作って、そこでいろんな人に焙煎機を使ってもらおうと。最初の頃のササくんみたいな人がいっぱい来てくれるといいなって僕は思っているんですけど、ササくんはどう思いますか?

[佐々木] 私も本当に、新しいというか、歳は関係なくしてですね、焙煎に興味のある方が、チャレンジしやすい環境になる場になるので、たくさんの人に利用してもらって、その人それぞれが思うこととかを聞いたりしながら、より良いコーヒーシーンを盛り上げてゆく、基点になるような場所になってほしいとすごく思いです。

[栗谷] 同じ立ち位置で、同じ方向を向いて議論するっていう仲間がその場所に集うといいなって本当に思います。

最後に、いま焙煎で悩んでいることって何ですか?(笑)

[佐々木](笑)難しいっすねー

果実感のある味わいを、如何に安定して、焙煎して作り出せるかという、コンスタントに同じようなクオリティを作り出せるようにする焙煎方法を見つけてゆきたいですね。そこが今の悩みですね。

[栗谷] それは、焙煎機にウチ独自のセンサーなんかがいろいろついてますけど、それをフル活用してやってるって感じですか?

[佐々木] そうですね。そのセンサーから得られる数値・データを自分の中で咀嚼でき始めてきている段階なので、そういったものを一つ一つほぐしながら、自分のものにして、自分の目指すものを作ってゆきたいな、作って行けるんだろうなっていう手応えを感じながら、最近は焙煎させてもらってます。

[栗谷] 焙煎ラボができたら、もっとグレードアップする予定なので、それも一緒に頑張りましょう。

[佐々木] 本当にありがたいですね。一緒に、宮城ならず日本のコーヒー業界というのを、盛り上げて行けるような存在にしていけるように頑張っていきたいです。

[栗谷] ありがとうございました。

[佐々木] こちらこそありがとうございました。

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