「焙煎ラボ」は、その名の通り研究施設でもあります。プロの焙煎家にも満足いただける最新の設備を整える予定です。
焙煎ラボでは、焙煎のために必要な測定機器(密度・水分・色指数)を備える予定です。これらを使ってご自身で焙煎したコーヒー豆のデータを測定するだけでも十分価値があると思います。
また、当店のメインの焙煎機Diedrich IR-2.5は、焙煎機の熱状態を網羅的に把握するべく、複数の温度センサーを備えています。やってみると必ずしもすべてのセンサーが必要なわけではないのですが、いくつかの重要な事項がわかっています。
我々(Kuriya Coffee & Kultur Coffee)のトライアルでは、いくつかのセンサーは簡単に安価で設置でき&とても有用であることや、あるセンサーは焙煎の方法に直結するほど決定的に有効であることがわかっています。
また、既存のほとんどの焙煎機に加工なしで設置可能で、今後の活用方法が期待されるセンサーの導入も決まっています。
焙煎ラボは、シェアロースターでもありますが、これらのセンサーを使って新しい焙煎方法を研究することが、焙煎ラボの重要な役割です。
最終的には、学術論文を記載し、世に出すことで、コーヒー業界に貢献したいというのが私の夢でもあります。
前述のセンサー類は、我々の知的財産のため、いまのところWEB上に公開することはできませんが、焙煎ラボにお越しいただければご覧になれます。
もし、ご自身の焙煎機に導入を希望される場合は、当方でそのお手伝いをさせていただければ幸いです。
そして、同じ地平に立った上で、それぞれの活用方法を議論できる関係になれれば、この上ない幸せです。
常に焙煎技術を追求するプロフェッショナルな焙煎家にこそ、たくさん来ていただきたいのです。