コーヒー焙煎と唐揚げの関係性

みなさんは唐揚げを上手に揚げられますか?

業務スーパーなどで売っている冷凍の唐揚げがいい例なので、実験対象として取り上げます。

冷凍の唐揚げのラベルには「160度〜170度の油で3〜4分揚げてください」などと書いています。簡単そうですね。でもやってみるとなかなか難しい。

そこで、油の温度を測りながら揚げてみます。

油を160度まで加熱してから、冷凍の唐揚げを投入します・・・むむ、油の温度がどんどん下がっていきます。これではいけないとガスを強火にします。しばらくすると温度が上がりすぎました。今度は弱火にします・・・

なかなか難しいですね。

そこで、次の通りのやり方にしてみました。

  1. 強火で油を180~190度くらいまで加熱します。(この時の温度は、油の量と唐揚げの量で調整します。唐揚げを投入すると温度が下がるので、その時に160~170度に収まるようにします。何度か試行が必要です。)
  2. 唐揚げを投入します。油の温度を見ながらしばらくは強火で。
  3. 油の温度が、上がりすぎないように、徐々にガスの火力を落とします。最後は弱火まで落とします。要は油の温度が一定になるように火力をコントロールすれば良いのです。
  4. 4〜5分間揚げ、音や泡が細かくなってきたら、中までよく火が通ったサインです。
  5. 完成です。これであなたも唐揚げ名人!
唐揚げ!
コーヒー!

安心してください。ここから先はコーヒー焙煎のハナシです。

実は、コーヒー焙煎も同じようなことをやっています。

「浅煎りのコーヒー焙煎」では、一般的に「初めは強火力」→「徐々に火力を落とし」→「最後は低火力」が良いと言われています。・・・あれ?唐揚げと一緒ですね。

その焙煎方法がなぜ良いのか、ほとんどの人がよくわかっていないのではないでしょうか?そういう私も、わかったようなことを偉そうに言ってたのですが、今となってはそれは間違いであったと思います。

私たちは、コーヒー焙煎における火力のコントロール(熱量の与え方)を論理的に理解し、特殊なセンサーを追加することで焙煎機の熱状態を把握することで、様々なコーヒー豆に対応できる、適切な焙煎方法を編み出しました・・・

いえ、言い過ぎました。編み出そうとしています。

まだできてはいませんが、確信はあります。

そして、それは、きっと、もうすぐです。

焙煎ラボができれば、さらなる実証実験が可能となります。

どうか、焙煎ラボの設立に向けて、皆様のさらなるご支援をお願いいたします。

募集期間を延長します

このクラウドファウンディングは、「事業再構築補助金」の申請と並行して行なっております。

この度、補助金の採択結果の公表が、当初5月を予定したものが、6月上〜中旬に変更となりました。

そのため、クラウドファウンディングの募集期間を1ヶ月延長し、6月5日までに変更させていただきます。

今しばらくのご支援を何卒よろしくお願いいたします。

コーヒー店としてのSDGs

クリヤコーヒーでは、コーヒー残渣(コーヒーかす)の堆肥化に取り組んでいます。

通常であれば、コーヒー残渣は廃棄物として焼却処分され、二酸化炭素となって空気中に排出されます。それを地中に固定化することで、大気中の二酸化炭素量の削減に貢献することが可能です。

コーヒー残渣には、カテキンが含まれることが知られています。カテキンは微生物の働きを阻害するので、コーヒー残渣のみでの堆肥化は困難です。

そこで、精米所などで無料で入手できる米糠と一緒に発酵させることで、微生物の働きを活性化し、コーヒー残渣の分解を早めることができます。

コーヒー焙煎をしていると、コーヒー残渣以外にも、さまざまな廃棄物が出ます。例えば、焙煎時に必ず発生するチャフ(薄い皮のようなもの)や、生豆の選別時に弾かれた欠点豆などです。それらも堆肥化できます。

当店では、市販のコンポストに、集めた残渣と米糠を混ぜ入れ、一次発酵させます。満杯になったら、別の場所に移して放置し、二次発酵させます。そして一年に一度取り出し、畑に堆肥としてすき込みます。

発酵中のコーヒー残渣。湯気が出るほど熱くなります。

堆肥としてどれほど有効かは、今年の収穫を見なければわかりません。

今年はじゃがいもの畝にコーヒー堆肥を撒きました。豊作だといいなぁ。

なお、コーヒーコンポストは、ラボ建設予定地のすぐそばにありますので、どなたでもご覧いただけます。