Description
RIPASSO COFFEE [Arancia]
リパッソワインを作るように、ワイン醸造の際に出るぶどうの搾かすを用いて、スペシャルティコーヒーの生豆を数週間熟成し、その後焙煎したコーヒーです。
Coffee Beans : RWANDA Karishinbi or PERU Mango Pampa
Grape : Delaware [Arancia] @Fattoria AL FIORE
Roast : Kuriya Coffee Roasters
この度、AL FIORE様のご好意により、醸造の際に出るぶどうの搾りかすを譲り受けました。元になるのは山形県上山市のデラウエアです。オレンジワインの原料とするため、130日間アンフォラで醸したのちにプレスしたものをいただきました。ワインはいずれ「Arancia」の名で世に出る予定です。
その搾りかすにコーヒー生豆をサンドし、約3~4週間熟成すると、ぶどうの成分を生豆が吸収し、水分量も増えることで、ふやけて粒径も大きくなります。このタイミングが焙煎のしどきですが、見極めが難しい。また、成分の吸収が均質に行われるように、適宜撹拌する必要もあります。そのため常に観察が必要です。またコーヒー豆は通常の生豆とは異なる成分になるので、焙煎は特別仕様のプロファイルとなります。
イタリアでは、葡萄の搾りかすを再度醸造に活かす手法を「リパッソ」と呼びます。その名にあやかり、このコーヒーを「リパッソコーヒー」と名付けました。
リパッソコーヒーに使用したコーヒー豆は、柑橘系の風味が特徴の「ルワンダ・カリシンビ」、そしてトロピカルで甘みの強い「ペルー・マンゴーパンパ」。生豆の違いでどこまで風味に差が出るか、実験的なチャレンジです。その風味の違いは、確実にリパッソコーヒーの中に現れています。
共通しているのは、暖かい時に感じるウイスキーやラム、そしてオレンジワインのような洋酒感、その後、コーヒー生豆の特性に由来するフルーツ感が現れます。ルワンダなら、オレンジやラズベリー。ペルーならマンゴーやプラムのようなフルーツ感があります。そして、どちらもクリーンでスイート、ワイニーでコンプレックスな風味となっています。
[RWANDA] : Whisky, Rum, Orange wine, Sangria, Orange, Lemon, Clean, Sweet…
Processing | Washed |
Variety | Bourbon |
Elevation | 1,850m – 2,000m |
Roast Degree |
<whole bean> Agtron Gourmet Scale : 67 Medium Light ( SCAA ) <ground> Agtron Gourmet Scale : 97 ExtremelyLight ( SCAA ) |
Roasted by | Diedrich IR-2.5 |
Exporter | Baho Coffee |
Importer | Storyline |
Grape grower | Fattoria AL FIORE |
Grape Variety | Delaware [Arancia] |
[PERU] : Whisky, Rum, Orange wine, Sangria, Mango, Plum, Clean, Strongly sweet…
Processing | Washed sundried |
Variety | Typica (90%), Bourbon (10%) |
Elevation | 2,290m |
Roast Degree |
<whole bean> Agtron Gourmet Scale : 65 Medium Light ( SCAA ) <ground> Agtron Gourmet Scale : 101 ExtremelyLight ( SCAA ) |
Roasted by | Diedrich IR-2.5 |
Exporter | Cultivar |
Importer | TYPICA |
Grape grower | Fattoria AL FIORE |
Grape Variety | Delaware [Arancia] |