焙煎度について

当店のコーヒーは「浅煎り」ですが、正確な焙煎度を測定するために「Lighttells社 CM100」を導入し、測定しています。

CM-100は、焙煎したコーヒー豆の色指数( Agtron Gourmet Scale )を測定することで、コーヒー豆の焙煎度を数値的に測定します。

また、焙煎豆を豆のままの状態で表面の色を測定する場合 ( whole bean )と、挽いた状態で測定する場合( ground )があります。

コーヒー焙煎においては、コーヒー豆の表面から中心に向けて熱が伝達するため、与えられる熱量は、表面部の方が多く、中心部の方が少なくなります。つまり焙煎豆の表面と中心部では焙煎度に差があると考えられます。

つまり、挽いた状態のAgtron数値は、表面〜中心の全ての状態の平均的な焙煎度を表していると考えられます。

豆のままの状態と挽いた状態との両方の数値を測定することで、「コーヒー豆を断面的にどれだけ均質に焙煎できているか」、「中心部が生焼けになっていないか」、もしくは「どれだけ焙煎度に差がある焙煎ができているのか」を評価できると考えています。

当店のコーヒー豆の色指数( Agtron Gourmet Scale )については、COFEE BEANS STORE 内の各ページに記載してあります。

SCAA Gourmet ResultCommonSCAA Names
91<= Gourmet# < 100LightExtremely Light
81<= Gourmet# <90CinnamonVery Light
71<= Gourmet# <80MediumLight
61<= Gourmet# <70HighMedium Light
51<= Gourmet# <60CityMedium
41<= Gourmet# <50Full CityMedium Dark
31<= Gourmet# <40FrenchDark
0<= Gourmet# <=30ItalianVery Dark
焙煎度名称とAgtron Gourmet Scaleの関係

コーヒー豆の包装について

当店のコーヒー豆の包装には、「コーヒー用エージレス」を使用しています。

私たちが「コーヒー用エージレス」を利用する理由は次の通りです。

焙煎したてのコーヒーは、その後しばらくの間、二酸化炭素を発生し続けます。そのため密閉保存できないとされており、その代わりにバルブ付きの保存袋がよく使われています。バルブ付きの保存袋は、非常に有効なものではありますが、完全密閉できているわけではありません。

コーヒー用エージレス」は、酸素とその10倍の二酸化炭素を吸収します。そのため、焙煎したてのコーヒー豆と一緒に封入すると、コーヒー豆から発生する二酸化炭素を吸収するため、完全に密閉しても膨らんだり破裂することがありません。

また、コーヒー豆は焙煎直後から酸化が始まり風味の劣化が始まります。「コーヒー用エージレス」は、その原因となる酸素をも吸収します。

酸素と二酸化炭素を完全に吸収したとすると、残る気体はほぼ窒素のみとなります。窒素は食品保存に最適の不活性ガスです。つまり、「コーヒー用エージレス」を封入・密閉することで、窒素充填法と同じ効果が期待でき、長期間の保存が可能となります。

当店のコーヒー豆(豆のままの状態に限ります)の賞味期限は、焙煎日より半年間です。未開封であれば、その期間は、風味の劣化なく美味しくお飲みいただけます。

なお、酸素・二酸化炭素を吸収した後は、内圧が減少するため、あたかも真空パックしたかのようになりますが、品質に問題はありません。